claude-mem AIエージェント
claude-memは、AIコーディングエージェント(Claude Code等)にセッション間の永続的な記憶を与えるオープンソースプラグイン。作業内容をAIで圧縮・保存し、次回起動時に自動で注入することで「毎回ゼロから説明」を不要にする。
spec — 基本情報
| github_stars | 87.1k |
|---|---|
| pricing | オープンソース本体は完全無料 / クラウド同期「CMEM Cloud」はアーリーアクセス中$0(ウェイトリスト制・クレジットカード不要) |
| license | Apache-2.0 |
| japanese | 不明 |
概要
claude-memは、Claude CodeをはじめとするAIコーディングエージェントに「長期記憶」を追加するオープンソースのプラグインです。AIエージェントは通常、セッション(作業画面)を閉じると直前までの作業内容をすべて忘れてしまいます。claude-memはその問題を解消するために、エージェントが作業中に行ったすべての操作・判断・バグ修正などをリアルタイムで記録し、AIを使って圧縮・整理したうえでローカルのデータベースに保存します。次にセッションを開くと、関連する過去の作業内容が自動で読み込まれ、エージェントは「続き」から作業を開始できます。
GitHubで87,000以上のスターを獲得しており(2026年7月時点)、Claude Code・Codex・Gemini CLI・GitHub Copilot・OpenCode・Cursorなど多数のAIツールに対応しています。ローカルで完結するオープンソースエンジン「claude-mem」と、複数マシン間で記憶を同期するクラウドサービス「CMEM Cloud」の2層構造になっており、個人開発者がアカウント登録なしですぐに使い始めることができます。
主な機能
- 自動記憶キャプチャ(手動操作ゼロ)
セッション中にエージェントが実行した操作のたびに、バックグラウンドで自動的に「観察記録(observation)」を生成・保存します。ユーザーが何かを入力したりコピーしたりする必要はありません。
- AIによる観察記録の圧縮
1回のツール呼び出しで発生する数千トークンの生データを、約500トークンの意味ある要約(バグ修正・設計判断・発見など種別付き)に圧縮して保存します。トークン(AIへの入力量の単位)の無駄遣いを大幅に削減します。
- ハイブリッド検索でピンポイント記憶取得
SQLiteによる全文検索(FTS5)とChromaDBによるベクトル検索(意味的な近さで探す仕組み)を組み合わせ、過去の作業履歴から本当に必要な記録だけを素早く取り出せます。
- Webビューアで記憶の可視化
http://localhost:37777 にアクセスするだけで、これまでに蓄積された記憶をリアルタイムで確認・閲覧できるUIが提供されます。自分のAIが何を覚えているかをブラウザで確認可能です。
- プライバシーコントロール(
<private>タグ)
保存したくない情報がある場合は <private> タグで囲むだけで、その内容をデータベースへの記録対象から除外できます。パスワードや個人情報を誤って保存してしまう心配を軽減します。
- 複数ツール・複数マシン対応
CMEM Cloudのプライベートリンク(MCP:AIツール同士をつなぐ標準規格)を使えば、自宅PCでの作業内容をそのまま職場のPCや別のAIツールで引き継ぐことができます。
- 複数のワークフローモードと多言語対応
code・chill・investigation など用途別の動作モードを切り替えられます。日本語(ja)を含む多言語モードにも対応しており、環境変数 CLAUDE_MEM_MODE で設定できます。
料金プラン
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| オープンソース(ローカル) | 無料 | ローカルPC上でフル機能が使える。アカウント不要、クレジットカード不要。Claude Code等のプラグインとして即利用可能 |
| CMEM Cloud(クラウド同期) | $0(アーリーアクセス中) | 記憶をクラウドに自動バックアップ。プライベートMCPリンクで複数マシン・複数AIツールから同じ記憶を共有可能。ウェイトリストへの参加が必要 |
| Team(チーム向け) | 詳細は公式サイト参照 | チーム全体で記憶と権限管理を共有(公式サイトで案内中) |
※ CMEM Cloudのアーリーアクセス終了後の料金は、公式サイト(cmem.ai)で最新情報をご確認ください。
導入方法
Claude Codeへのインストール(推奨・最も簡単)
- Claude Codeのターミナルで以下の2コマンドを順に実行
`` /plugin marketplace add thedotmack/claude-mem /plugin install claude-mem ``
- Claude Codeを再起動する
以上で完了です。次のセッションから自動的に前回の記憶が読み込まれます。
npx(Node.js)を使ったインストール
npx claude-mem install
このコマンドが依存ライブラリのインストール・プラグインフックの登録・バックグラウンドワーカーの起動をすべて自動で行います。
> ⚠️ 注意: npm install -g claude-mem だけではプラグインとして機能しません。必ず上記の /plugin コマンドか npx claude-mem install を使ってください。
OpenClaw向けワンライナー
curl -fsSL https://install.cmem.ai/openclaw.sh | bash
OpenClawゲートウェイに一発でインストールでき、Telegram・Discord・Slackへのリアルタイム通知設定も自動で行われます。
設定のカスタマイズ
インストール後の設定は ~/.claude-mem/settings.json で管理されます(初回起動時に自動生成)。使用するAIモデル・ポート番号・ログレベル・コンテキスト注入量などを変更できます。
こんな人におすすめ
- 「毎回同じことを説明するのが面倒」な個人開発者
「この認証バグ、先週直したのにまたゼロから説明…」というストレスがなくなります。セッションをまたいでも、AIがプロジェクトの文脈を覚えていてくれます。
- 複数のマシンや場所で作業する人
CMEM Cloudを使えば、自宅PCで途中まで進めた作業を会社や別のデバイスでそのまま引き継げます。記憶が一つのリンクでどこにでもついてきます。
- 長期プロジェクトを複数掛け持ちしている人
プロジェクトAの設計判断やバグ履歴、プロジェクトBのコードルールなど、複数コードベースの文脈を自動で整理・蓄積してくれます。
- Claude Code・Cursor・Codex CLIなど複数のAIツールを使い分けている人
MCP(AIツール同士をつなぐ標準規格)経由でどのツールからも同じ記憶にアクセス可能。ツールを変えても記憶がリセットされません。
よくある質問
Q. インストールしたら、AIが何を覚えているか確認できますか? A. はい。ブラウザで http://localhost:37777 を開くと、蓄積された記憶をリアルタイムで確認できるWebビューアが表示されます。
Q. パスワードや個人情報まで保存されてしまいませんか? A. 保存したくない情報は <private> タグで囲むことで記録対象から除外できます。また、すべてのデータはデフォルトでローカルのPC上にのみ保存されます。クラウド同期はCMEM Cloudへのオプトイン(自分で有効化)が必要です。
Q. Claude Code以外のAIツールでも使えますか? A. はい。Codex CLI・Gemini CLI・GitHub Copilot・OpenCode・Cursor・Claude Desktopなど多数に対応しています。MCP(AIツール同士をつなぐ標準規格)サーバーとしてインストールすることで、対応ツールならほぼどれでも使えます。
Q. 無料で使い続けられますか? A. オープンソースのローカル版は今後も無料で使えます。クラウド同期機能のCMEM Cloudは現在アーリーアクセス中で$0ですが、正式リリース後の料金は公式サイト(cmem.ai)でご確認ください。
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