daytona AIエージェント

AIエージェントがコードを安全に実行するための「サンドボックス(隔離実行環境)」インフラ。90ms以下の超高速起動・ステートフルな状態保持・Python/TypeScript/Go等マルチSDKを特徴とし、AIが生成したコードを本番環境に影響なく動かせる。

last-updated: 2026-07-14 · source: database

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pricing無料枠あり($200分のコンピュート+5GB ストレージ)/従量課金(使った秒数・メモリ分のみ)/エンタープライズは要問合せ
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概要

Daytonaは「AIエージェントが生成したコードを安全に動かすための専用インフラ」です。サンドボックス(隔離実行環境:外の世界から完全に切り離された使い捨ての実験室)をAPI・SDK経由で瞬時に呼び出し、AIが書いたコードをそこで実行させることができます。それぞれのサンドボックスは専用のカーネル・ファイルシステム・ネットワーク・CPU・RAMを持ち、互いに完全に独立しているため、万が一AIが危険なコードを出力しても本番環境には一切影響しません。2025年2月にAIエージェント向けインフラへと方向転換し、同年4月の再ローンチからわずか2か月で年間経常収益100万ドルを超えるなど、急速に採用が広がっています。

注目される最大の理由は「速度」と「状態保持」の両立です。サンドボックスの起動は90ミリ秒以下(まばたき1回より速い)で、一度起動した環境は変数・インストール済みパッケージ・作業ファイルを保持したまま次のステップへ引き継げます(ステートフル実行)。LangChainの事例では月4,000サンドボックス・660時間超の実行が報告されており、強化学習の評価基盤や創薬研究など幅広い用途に使われています。2026年2月にはFirstMark Capital主導で2,400万ドルのシリーズA資金調達を完了しました。

主な機能

コードを書いてすぐ実行環境が立ち上がる。AIが高頻度でサンドボックスを作成・破棄する用途でも遅延が生じない。

サンドボックス内の状態(変数・ファイル・インストール済みライブラリ)を丸ごと保存して再利用できる。途中で止めて後から再開、あるいはフォーク(同じ状態のコピーを複数作成)も可能。

Python・TypeScript・Go・Ruby・Javaの公式SDKを提供。数行のコードでサンドボックスを生成しコマンドを実行できる。REST APIとCLIも完備。

モデル推論・ファインチューニング・CUDA計算向けのGPUサンドボックス(最大16 vCPU・192GB RAM・512GB ディスク)や、Linux/Windows VMサンドボックスも利用可能。

Gitリポジトリのクローン、ファイルのアップロード/ダウンロード、LSP(コード補完・リアルタイム解析)など、コード実行に必要なツールをAPIから一括操作できる。

Claude・Cursor・WindsurfなどのAIエージェントがDaytonaサンドボックスを直接呼び出せる。AIツールとの連携を最小限のコードで実現。

インド・EU中央(フランクフルト)・EU西(ロンドン)・US東(ワシントンDC)・US西(オレゴン)の5リージョンに展開。セルフホスト・顧客管理コンピュートも選択可能。

料金プラン

プラン内容備考
無料枠(Freemium)$200分のコンピュート+5GBストレージクレジットカード不要で開始可能
従量課金(Pay-as-you-go)vCPU・メモリ・ストレージを秒単位で課金使った分だけ支払い。アイドル時は自動停止(デフォルト15分)で無駄を削減
スタートアッププログラム最大$50,000分のDaytonaクレジット提供詳細は公式サイト参照
エンタープライズオンプレミス・専用インフラ・カスタム契約詳細は公式サイト参照

> ※ 料金の詳細・最新単価は公式料金ページ(https://www.daytona.io/pricing)を必ず確認してください。

導入方法

ステップ1:アカウント作成とAPIキー取得

  1. app.daytona.io にアクセスしてアカウント登録
  2. ダッシュボードからAPIキーを発行

ステップ2:SDKのインストール

Pythonの場合:

pip install daytona-sdk

TypeScript/Node.jsの場合:

npm install @daytonaio/sdk
# または
yarn add @daytonaio/sdk

CLIのインストール(Mac):

sudo curl -fL https://github.com/daytonaio/daytona/releases/latest/download/daytona-darwin-arm64 \
  -o /usr/local/bin/daytona && sudo chmod +x /usr/local/bin/daytona

ステップ3:最初のサンドボックスを動かす

Python サンプル:

from daytona import Daytona, DaytonaConfig

# クライアントを初期化
daytona = Daytona(DaytonaConfig(api_key="YOUR_API_KEY"))

# サンドボックスを作成(90ms以下で起動)
sandbox = daytona.create()

# サンドボックス内でコードを安全に実行
response = sandbox.process.code_run('print("Sum: " + str(3 + 4))')
print(response.result)  # => Sum: 7

# 使い終わったら削除
sandbox.delete()

ステップ4:スナップショットで環境を再利用

よく使う依存ライブラリをインストールした状態でスナップショットを保存しておけば、次回起動時に0から環境構築せず即座に同じ状態からスタートできます。

こんな人におすすめ

Claude・GPT-4oなどのLLMにコードを生成させ、そのコードを自動実行→結果をフィードバック→修正、というループをDaytona上で安全に回せます。自分のPCやサーバーを汚す心配がありません。

SaaS・Webアプリにユーザーがコードを入力して実行できる機能を追加したい場合、Daytona SDKを数行組み込むだけでサンドボックス実行基盤が完成します。

強化学習の評価や大量のデータ処理を並列実行したいエンジニアに向いています。何千もの環境を同時に立ち上げて結果を集計する用途に対応しています。

プログラミング学習サービスや採点システムなど、他人が書いたコードを安全に動かす必要があるアプリケーション開発に最適です。

よくある質問

Q. プログラミングの知識がなくても使えますか? A. サンドボックスをAPIで操作する部分にはPythonやTypeScriptなど最低限のコーディングが必要です。ただし公式ドキュメントにコピー&ペーストで動くサンプルコードが豊富に掲載されているため、プログラミング初心者でも段階的に試せる設計になっています。

Q. 無料枠だけでどこまで試せますか? A. 公式料金ページによると$200分のコンピュートと5GBのストレージが無料で付与され、クレジットカード不要で始められます。個人の試作・プロトタイプ程度であれば十分に検証できます。詳細な消費量の目安は公式サイトをご確認ください。

Q. GitHubのオープンソースリポジトリはどうなっていますか? A. 2026年6月にコア開発がプライベートリポジトリへ移行しました。旧来の公開リポジトリはライセンスの範囲でフォーク・利用が可能ですが、それ以降の更新・サポートはありません。現在のサービスはクラウド提供の商用プラットフォームとして継続されています。

Q. 自社サーバー(オンプレミス)で動かせますか? A. はい。エンタープライズプランではセルフホスト・顧客管理コンピュート・EKS(Amazon Elastic Kubernetes Service)上へのオンプレミス展開が可能です。詳細は公式サイトのエンタープライズ窓口にお問い合わせください。

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