LlamaFactory AIエージェント

LlamaFactory(LLaMA Factory)は、100種類以上のLLM・マルチモーダルAIモデルをコードなしでファインチューニング(追加学習)できるオープンソースフレームワーク。GUIによるノーコード操作とCLIの両方に対応し、ACL 2024に採択された研究論文を基盤とする。Apache 2.0ライセンスで完全無料。

last-updated: 2026-07-14 · source: database

github_stars73.3k
pricing完全無料・オープンソース(Apache 2.0ライセンス) / ツール自体の利用料なし・GPUなどのインフラ費用は別途必要
licenseApache-2.0
japanese不明

概要

LlamaFactory(LLaMA Factory)は、LLaMA・Qwen・DeepSeek・Gemmaなど100種類以上のLLM(大規模言語モデル)およびVLM(画像も扱えるマルチモーダルAIモデル)を、コードを一切書かずにファインチューニング(追加学習)できるオープンソースフレームワークです。開発者のhiyouga氏が公開し、ACL 2024(計算言語学の国際学会)に論文が採択されたことで学術的信頼性も高い点が特徴です。Apache 2.0ライセンスのため、個人・商用問わず無料で利用可能です。

ファインチューニングとは、「すでに賢い汎用AIに、自分専用の知識や話し方を追加で覚えさせる作業」のことです。従来この作業には高度なプログラミング知識が必要でしたが、LlamaFactoryはブラウザで操作できるGUI(グラフィカルな操作画面)「LlamaBoard」を内蔵しており、モデル選択からデータ読み込み・学習開始・モデル書き出しまでを画面上のボタン操作だけで完結できます。HuggingFace・ModelScope・ローカルディスクなど複数のデータソースに対応し、学習済みモデルはOpenAI互換APIとしてそのまま公開することもできます。

主な機能

料金プラン

LlamaFactory自体は完全無料のオープンソースソフトウェアです。利用にかかるコストは、実行環境(GPU・クラウド)のインフラ費用のみです。

項目内容
ツール本体の費用無料(Apache 2.0ライセンス)
ライセンス種別Apache 2.0 / 商用利用・改変・再配布すべて可能
Google Colabでの試用無料T4 GPUで試せるColabノートブックあり(公式提供)
ローカルGPU実行自前のGPU環境が必要(VRAM目安:LoRAなら8〜24GB)
クラウドGPU費用クラウドプロバイダーの料金に準拠(LlamaFactory自体は無課金)

> 注意: ツール自体の料金は発生しませんが、学習・推論にはGPUが必要です。初期セットアップに30〜60分、モデルサイズとデータ量により学習には1〜7時間程度かかります。

導入方法

① Gitでクローンしてpipでインストール(推奨)

git clone --depth 1 https://github.com/hiyouga/LlamaFactory.git
cd LlamaFactory
pip install -e .

② インストール確認

llamafactory-cli version

③ ブラウザGUI(LlamaBoard)を起動する

llamafactory-cli webui

ブラウザが開き、モデル選択→データ指定→学習開始までGUI上で操作できます。

④ CLIでLoRAファインチューニング(Qwen3の例)

# 学習
llamafactory-cli train examples/train_lora/qwen3_lora_sft.yaml
# チャット確認
llamafactory-cli chat examples/inference/qwen3_lora_sft.yaml
# モデル書き出し
llamafactory-cli export examples/merge_lora/qwen3_lora_sft.yaml

⑤ Dockerで使う(環境構築を省略したい場合)

docker run -it --rm --gpus=all --ipc=host hiyouga/llamafactory:latest

> DockerイメージはUbuntu 22.04・CUDA 12.4・Python 3.11・PyTorch 2.6.0をベースに構築済みです。

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. プログラミングの知識がなくても使えますか? A. ブラウザで操作できるGUI「LlamaBoard」が内蔵されており、モデル選択・データ指定・学習開始・モデル書き出しをボタン操作だけで行えます。ただし、初期インストール(pip コマンド)とGPU環境の準備は必要です。

Q. どんなGPUが必要ですか? A. LoRA学習ならVRAM 8〜24GB程度のGPUから利用できます。QLoRA(量子化LoRA)を使えばさらに少ないメモリで動作可能です。無料で試すには、公式が提供するGoogle Colabノートブック(無料T4 GPU)を使う方法もあります。

Q. 商用利用はできますか? A. LlamaFactoryツール自体はApache 2.0ライセンスで商用利用・改変・再配布が可能です。ただし、ファインチューニングに使う各AIモデル(Llama・Qwenなど)にはそれぞれ固有のライセンスがあるため、使用モデルのライセンスを個別に確認する必要があります。

Q. 学習後のモデルはどう使えばよいですか? A. llamafactory-cli export コマンドでモデルを書き出し、Hugging Face Hubに公開したり、OpenAI互換APIとしてサーバー上に立てたりできます。CLIから直接チャットすることも可能です。

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