導入・環境構築 level: 初級

Awesome MCP Servers完全ガイド:Claude・Cursorに最適なサーバーを探して繋げる

5万超のMCPサーバーをカテゴリ別に探せるGlama公式レジストリの使い方と、見つけたサーバーをClaude DesktopやCursorに接続するまでの手順をゼロから解説します。

これを読むと何ができるようになるか

AIに「Googleカレンダーを操作させる」「GitHubのリポジトリをチャットで管理する」「ウェブを検索させる」——そんな拡張機能を、コードを書かずに追加できるのが MCP サーバー(AIに外部ツールや情報を使わせるための小さなプログラム)です。

ただ、「どんなサーバーがあるの?」「どこで探せばいいの?」と迷うのが最初の壁です。そこで役立つのが Awesome MCP Serversglama.ai/mcp/servers)。このガイドを読み終えると、

  • 目的に合ったMCPサーバーを探して内容を確認できる
  • 見つけたサーバーをClaude Desktopに接続できる
  • つまずきやすいポイントを事前に把握できる

ようになります。

---

Awesome MCP Serversとは

Glamaが運営するMCPサーバーの公式レジストリです。現在5万件以上のオープンソースサーバーが収録されており、セキュリティ・品質・メンテナンス状況でスコアリングされて整理されています。GitHubなどを個別に探し回る必要がなく、MCP探しの出発点として最適です。

各サーバーの詳細ページには、Claude Desktop・Cursor・Claude Code・VS Code向けの設定JSONがそのまま掲載されているため、コピー&ペーストするだけで接続できます。

---

前提条件

項目内容
必要なものClaude Desktop(無料版でも可)または Cursor
OSの制限macOS・Windows 両対応
技術スキルテキストファイルの編集ができれば十分
アカウントGlamaのアカウント登録は不要(閲覧のみなら)

> ヒント: 個々のMCPサーバーによっては、Node.js・Python・APIキーなどが別途必要になる場合があります。各サーバーの詳細ページに記載があるので、必ず確認してください。

---

ステップ1:使いたいサーバーを探す

1-1. サイトにアクセスする

https://glama.ai/mcp/servers を開きます。

1-2. カテゴリかキーワードで絞り込む

ページ上部の検索バーにキーワード(例:githubcalendarbrowser)を入力するか、左側のカテゴリ一覧から探したいジャンルを選びます。

カテゴリの例:

  • Developer Tools:GitHubやファイル操作
  • Productivity:カレンダー・タスク管理
  • Search:ウェブ検索系
  • Social Media:X(Twitter)・LinkedInなど

1-3. サーバーのスコアを確認する

各サーバーには品質ラベルが付いています。

  • A〜B:品質・メンテナンスが良好→安心して使えます
  • D〜F:更新が止まっている可能性あり→動かない場合があります

1-4. 詳細ページで設定JSONを確認する

サーバー名をクリックすると詳細ページが開きます。ページ内に「Claude Desktop」タブなどがあり、そこに接続用のJSON設定が記載されています。

---

ステップ2:設定ファイルの場所を確認する(Claude Desktop)

Claude Desktopは、MCP接続の設定を以下のJSONファイルで管理しています。

macOS の場合:

~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json

Windows の場合:

%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ファイルがない場合は、Claude Desktopの設定画面から「Developer」→「Edit Config」をクリックすると自動作成されます。

---

ステップ3:設定ファイルにサーバーを追加する

例として、ファイル操作ができる公式サーバー(@modelcontextprotocol/server-filesystem)を追加してみましょう。

設定ファイルを開いて、以下の形式で記述します(macOSの場合):

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "/usr/local/bin/npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "/Users/あなたのユーザー名/Documents"
      ]
    }
  }
}

> 重要: command には npx だけでなく、フルパス(/usr/local/bin/npx など)を書いてください。Claude Desktopは起動時に限定された環境で動くため、短いコマンド名だけでは認識できないことがあります。フルパスは以下のコマンドで調べられます。 > > ``bash > # macOS / Linux > which npx > > # Windows(PowerShell) > where npx > ``

Glamaの各サーバー詳細ページには、このJSONがあなたのクライアント向けに整形済みで掲載されています。基本的にはそちらをコピーして貼り付けるだけです。

---

ステップ4:Claude Desktopを再起動して確認する

設定ファイルを保存したら、Claude Desktopを完全に終了して再起動します(ウィンドウを閉じるだけでは不十分です。タスクトレイやDockから完全に終了してください)。

起動後、チャット入力欄の下部に 🔨 ハンマーアイコンが表示されれば接続成功です。アイコンをクリックすると、利用可能なツール一覧を確認できます。

接続できているか不安な場合は、Claude Desktop の「Settings」→「Developer」画面でサーバーの状態ログも確認できます。

---

最初にやってみること:小さな成功体験

filesystemサーバーを追加したなら、チャットでこう試してみましょう:

> 「Documentsフォルダの中にあるファイルの一覧を教えて」

Claudeがファイルリストを返してくれたら、MCPの接続は完璧に機能しています!次はGlamaで「github」や「brave search」を検索して、自分の用途に合ったサーバーを探してみてください。

---

つまずきポイントと対処法

ハンマーアイコンが出ない

  • 設定ファイルのJSONの構文が間違っている(カンマの位置・カッコの対応)
  • Claude Desktopを完全に終了できていない
  • command のフルパスが間違っている

→ ログファイルを確認しましょう(macOS:~/Library/Logs/Claude/、Windows:%APPDATA%\Claude\logs\

エラーが表示される

  • Node.jsがインストールされていない(npx を使うサーバーの場合)
  • APIキーが必要なサーバーなのに設定していない

→ 各サーバーの詳細ページの「Requirements」欄を必ず確認してください。

サーバーが多すぎてパフォーマンスが落ちた

MCPサーバーを追加するほど、Claude が起動時に読み込むツール定義が増えます。使わないサーバーはいったん設定から削除しておくと快適です。

---

次のステップ

  • Cursorに接続したい場合: Cursor の設定から「Features」→「MCP」→「+ Add New MCP Server」で同様に追加できます。設定のJSON形式はClaude Desktopと共通です
  • もっと使いやすいサーバーを探す: Glamaの各詳細ページには「in-browser inspector」があり、インストールなしでサーバーの動作を試せます
  • Glamaのホスト型コネクターを使う: 一部のサーバーはGlamaが代わりにホスティングしており、URLを貼り付けるだけで使えます(設定ファイルの編集不要)

---

こんな人に向く/向かない

向く人:

  • Claude DesktopやCursorをすでに使っていて、機能を拡張したい人
  • どんなMCPサーバーがあるか、まず全体像を把握したい人
  • テキストファイルの編集に抵抗がない人

向かない人(今は少し早いかも):

  • Claude Desktopをまだインストールしていない人(先にそちらから始めましょう)
  • サーバーごとに必要なAPIキーの取得・管理が面倒と感じる人(まずAPIキー不要のサーバーから試すのがおすすめ)

公式サイト:https://glama.ai/mcp/servers