langfuse OSS

LangfuseはOSSのAIエンジニアリングプラットフォーム。LLMアプリの動作トレース・プロンプト管理・自動評価・実験比較をワンストップで提供し、クラウドまたは自前サーバーで無料から使える。MITライセンス。

last-updated: 2026-07-15 · source: database

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pricing無料枠あり(Hobby:50,000ユニット/月・クレカ不要)/ Core $29/月 / Pro $199/月 / Enterprise $2,499/月 / セルフホストは無料
japanese不明

概要

Langfuseは、LLM(大規模言語モデル)を使ったアプリを「作って終わり」にしない仕組みを提供するオープンソースのAIエンジニアリングプラットフォームです。トレース(AIが何をどう処理したかの記録)・プロンプト管理・評価・実験比較という4つの機能がひとつに統合されており、プロトタイプから本番運用まで一気通貫でサポートします。MITライセンスで公開されており、自分のサーバーに無料でセルフホストすることも、クラウド版を即座に使い始めることもできます。2023年創業・YCombinator出身で、2026年1月にClickHouseに買収され、さらに強力なチームバックアップを得ています。

なぜ注目されるかというと、LLMアプリは普通のソフトウェアと違い「同じ入力でも毎回違う出力が返る」非決定的な性質があります。そのため従来の監視ツールでは中身が追えません。Langfuseはこの課題に正面から向き合い、AIの会話ログ・コスト・遅延・品質スコアをリアルタイムで可視化することで、「なぜおかしな回答が出たか」をすぐに突き止められます。毎月5,000万回以上SDKがインストールされ、Fortune 50企業を含む2,300社以上が利用するLLMオブザーバビリティの事実上の標準OSSになっています。

主な機能

料金プラン

> ※ 料金は公式サイト(langfuse.com/pricing)で随時確認してください。以下は2026年7月時点の公式情報をもとにした概要です。

プラン月額含まれるユニット数データ保持期間ユーザー数主な特徴
Hobby無料50,000 units/月30日2名クレカ不要。全機能(制限付き)を試用可能。趣味・PoC向け
Core$29/月100,000 units/月90日無制限本番プロジェクト向け。超過分は$8/10万unit
Pro$199/月100,000 units/月3年無制限SOC2・ISO27001対応。コンプライアンスが必要なチームに
Enterprise$2,499/月カスタム無制限無制限SSO・監査ログ・SLA・専任サポート
セルフホスト(OSS)無料無制限無制限無制限インフラ費用のみ。MITライセンスで機能制限なし

導入方法

① Langfuse Cloud(最短5分)

  1. cloud.langfuse.com(または日本リージョン: jp.cloud.langfuse.com)でアカウントを作成
  2. プロジェクトを作成し、APIキー(Public Key / Secret Key)を取得
  3. SDKをインストールして環境変数を設定
pip install langfuse
import os
os.environ["LANGFUSE_PUBLIC_KEY"] = "pk-lf-..."
os.environ["LANGFUSE_SECRET_KEY"] = "sk-lf-..."
os.environ["LANGFUSE_HOST"] = "https://cloud.langfuse.com"

from langfuse import get_client
from langfuse.decorators import observe

@observe()  # これだけでトレース記録開始
def my_llm_app(question: str) -> str:
    # ここにOpenAI等のAPI呼び出しを書く
    return "回答"

② セルフホスト(Docker Compose)

# 公式リポジトリをクローン
git clone --depth=1 https://github.com/langfuse/langfuse.git
cd langfuse

# コンテナ起動(Langfuse + PostgreSQL + ClickHouseがまとめて立ち上がる)
docker compose up -d

# ブラウザで http://localhost:3000 を開く

本番環境にはKubernetes(Helm)でのデプロイが推奨されています。

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. プログラミングの経験がほぼない場合でも使えますか? A. クラウド版のダッシュボード自体はノーコードで閲覧・操作できます。ただし、自分のAIアプリにトレース記録を追加するにはPythonまたはJavaScriptで数行のコードを書く必要があります。AIコーディングツール(CursorなどのIDE)向けのLangfuse Agent Skillも用意されており、「プロンプトを自動移行して」と指示するだけで設定できる仕組みも整っています。

Q. OpenAI以外のモデル(Anthropic・Gemini・ローカルモデルなど)でも使えますか? A. 使えます。OpenTelemetry標準やLiteLLMゲートウェイ経由で、Anthropic・Google・Mistral・Ollama(ローカルLLM)など事実上あらゆるモデルに対応しています。対応モデルのコスト計算も自動で行われます。

Q. 無料プランでどこまでできますか? A. Hobby(無料)プランでは月5万ユニット(トレース・観測値・スコアの合計)まで利用でき、トレーシング・プロンプト管理・評価・SDK連携といったコア機能がすべて使えます。クレジットカードの登録も不要です。個人の趣味開発やプロトタイプ検証には十分な量です。

Q. セルフホストと有料クラウドの一番の違いは何ですか? A. セルフホスト(OSS)は無料でユーザー数・データ量・保持期間に制限がなく、データが自分のサーバーを離れません。ただしPostgreSQLやClickHouseなどのインフラを自分で管理する手間がかかります。クラウド版はその手間がゼロで、有料プランではSOC2・ISO27001などのコンプライアンス証明書も提供されます。

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