mlflow OSS

MLflowはAIエージェント・LLM・機械学習モデルのライフサイクル全体を管理するオープンソースのAIエンジニアリングプラットフォーム。実験追跡・モデル管理・LLMトレーシング・プロンプト管理を一元化でき、月間3,000万以上のダウンロードを誇る業界標準ツール。

last-updated: 2026-07-16 · source: database

github_stars27.0k
pricingOSSにつき本体は完全無料 / マネージドサービス(Databricks等)は詳細は公式サイト参照
licenseApache-2.0
japanese不明

概要

MLflow(エムエルフロー)は、AIエージェント・LLM(大規模言語モデル)・従来の機械学習モデルを問わず、開発から本番運用までのライフサイクル全体を一つのプラットフォームで管理できるオープンソースツールです。実験の追跡・モデルの登録・評価・デプロイ(本番環境への公開)まで、バラバラになりがちな作業をまとめて扱えるため、「あの設定で試した結果どこ行ったっけ?」という個人開発あるあるの悩みを解消できます。

2026年時点でバージョン3系が主流となり、AIエージェントやLLMアプリの「トレーシング(AIが何をどの順番で考えたかを記録する仕組み)」や「プロンプト管理」機能が大幅に強化されました。月間ダウンロード数3,000万超・GitHub Stars 2万以上を誇り、世界中の組織が実際の開発現場で使っている業界標準のツールです。個人のパソコン上でもそのまま動かせる点が、クラウド前提のサービスとの大きな違いです。

主な機能

料金プラン

プラン費用主な内容
OSS(自己ホスト)完全無料全コア機能。ローカルPCでもサーバーでも動作。制限なし
Databricks Community Edition無料(実験用途)クラウドホスト型のトラッキングサーバーを無料で利用可。本番用途には非推奨
Managed MLflow (Databricks)詳細は公式サイト参照エンタープライズ向けセキュリティ・スケーリング・Unity Catalog統合など
AWS SageMaker with MLflow詳細は公式サイト参照AWSマネージド型。コンピュートとストレージの従量課金

> OSSとして自己ホストする場合は費用ゼロ。個人開発なら自分のPCやVPS上に立てるだけで全機能を無料で使えます。

導入方法

ステップ1: インストール

Python環境があればコマンド1行でインストール完了です。

pip install mlflow

軽量版が必要な場合:

pip install mlflow-skinny

ステップ2: UIサーバーの起動

インストール後、以下のコマンドでブラウザから実験結果を確認できるダッシュボードを起動します。

mlflow ui

起動後は http://localhost:5000 にアクセスするだけでUIが表示されます。

ステップ3: 実験の自動記録(最短1行)

Pythonコードに以下を追加するだけで、学習パラメーターや評価スコアが自動記録されます。

import mlflow
mlflow.autolog()  # この1行で自動記録スタート

# あとはいつも通りの学習コードを書くだけ

Scikit-learn・XGBoost・PyTorch・Keras・Sparkなど主要ライブラリに対応しています。

ステップ4(任意): LLMトレーシングの有効化

LLM/エージェント開発の場合は、以下のようにトレーシングを追加できます。

import mlflow
mlflow.openai.autolog()  # OpenAI呼び出しをすべて自動記録

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 本当に無料で使えますか? A. オープンソース版は完全無料です。自分のPC上にインストールして全機能を使えます。有料になるのは、DatabricksやAWSなどのクラウドサービス上でマネージド(運用管理お任せ)版を使う場合のみです。

Q. プログラミング初心者でも使えますか? A. PythonのコードにMLflowのコードを数行加えるだけで使い始められます。ただし、Pythonの基本的な読み書きは必要です。AIを使って開発している方であればすぐに試せる難易度です。

Q. ChatGPTやClaudeを使ったアプリにも使えますか? A. はい。OpenAI・Anthropic(Claude)・Google Gemini・Qwenなど主要なLLMプロバイダーのトレーシングに対応しており、60以上のフレームワークとの自動連携もサポートしています。

Q. 自分のPCのデータがMLflowの運営会社に送られますか? A. OSSをローカルで使う限り、実験データはすべて自分のPC内に保存されます。外部に送信されることはありません。チームでの共有が必要な場合のみ、自分で用意したサーバーに向けて設定します。

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