Ollama OSS
ローカルマシン上でオープンソースLLMをワンコマンドで起動・管理できるOSSランタイム。macOS・Windows・Linux対応、OpenAI互換APIとAnthropic互換APIを同時に提供し、プライバシーを保ちながら開発ワークフローに組み込める点が最大の特徴。
spec — 基本情報
| github_stars | 179.3k |
|---|---|
| pricing | ローカル実行は完全無料・無制限 / Ollama Cloud: Free(無料)・Pro $20/月・Max $100/月 |
| license | MIT |
| os | mac / windows / linux |
| japanese | 非対応 |
| difficulty | 初級 |
| recommended | ローカルLLM環境の構築・プライベートなAI活用 |
概要
Ollamaは、Llama・Gemma・Qwen・DeepSeek・Mistralなど多数のオープンウェイトLLMを、ローカルマシン上でワンコマンド(ollama run <モデル名>)で起動・管理できるオープンソースのLLMランタイムです。macOS・Windows・Linuxにネイティブ対応し、NVIDIA GPU・AMD GPU・Apple Silicon(MLXエンジン)・CPU専用環境まで幅広いハードウェアをサポートします。Go言語で書かれたデーモンがモデルのダウンロード・キャッシュ・推論を一元管理するため、Dockerのような感覚で手軽にLLMを扱えます。
OpenAI Chat Completions API互換のRESTエンドポイント(localhost:11434)を標準提供しており、LangChain・LlamaIndex・ContinueなどOpenAI向けに書かれたツールをコード変更なしで接続できます。2026年初頭にはAnthropic Messages API互換のエンドポイントも追加され、Claude Codeなどのエージェントツールをローカルモデルのバックエンドとして使えるようになりました。企業の資金調達額は$88Mに達し、8.9百万人以上の開発者が利用しています。
主な機能
- マルチプラットフォーム対応・GPU加速: macOS(Apple Silicon MLXエンジン)・Windows・Linuxをネイティブサポート。NVIDIA・AMD GPUの自動検出と加速、Apple Silicon上ではMLXフレームワークによる高速推論(multi-token predictionで最大約90%高速化)を実現します。
- OpenAI / Anthropic互換REST API:
localhost:11434にOpenAI Chat Completions APIと互換性のあるエンドポイントを提供。さらに2026年初頭よりAnthropic Messages API互換エンドポイントも追加されており、既存のツールやフレームワークをそのまま利用できます。
- 豊富なモデルライブラリ: 公式ライブラリからLlama・Gemma・Qwen・DeepSeek・Mistral・Phi・gpt-ossなど多数のモデルを
ollama pull一発でダウンロード可能。Hugging Face上のGGUFファイルをModelfileで取り込むことで、独自のファインチューニング済みモデルも利用できます。
- Modelfileによるカスタマイズ: Dockerfileに相当するModelfileにより、システムプロンプト・温度・コンテキストウィンドウサイズ・ストップトークン・アダプタ層を設定し、再現性のあるモデル設定を記述できます。
ollama launchによるエージェント統合:ollama launch claudeやollama launch codex-appなどのコマンドで、Claude Code・OpenAI Codex・Copilot CLI・OpenCodeなどのコーディングエージェントを自動的に設定・起動できます。必要なモデルが未取得の場合は自動ダウンロードも行います。
- Python / JavaScript公式ライブラリ:
ollama-pythonおよびollama-jsの公式SDKが提供されており、数行のコードでPython・TypeScriptアプリケーションからOllamaを呼び出せます。REST APIの全機能をカバーし、過去バージョンとの後方互換性も維持しています。
- Ollama Cloud(ハイブリッド推論):
ollama run qwen3-coder-480b:cloudのように:cloudサフィックスを付けるだけで、ローカルと同じAPI・CLIのまま、Ollamaのクラウドインフラ上で大規模モデルを推論できます。プロンプト・レスポンスデータはログ収集・学習利用されません。
料金プラン
| プラン | 月額 | ローカル実行 | クラウド同時接続数 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| Local(OSS) | 無料 | 無制限 | なし | 自前ハードウェアでの個人・チーム利用 |
| Cloud Free | $0 | 無制限 | 1モデル | クラウドモデルの試験的利用 |
| Cloud Pro | $20/月(年払い $200) | 無制限 | 3モデル同時 | 個人開発者の日常的なエンジニアリング作業 |
| Cloud Max | $100/月 | 無制限 | 10モデル同時 | 本番エージェント・RAGワークロード |
> 注意: クラウドプランの使用量はトークン数ではなくGPU稼働時間で計算されます。セッション制限は5時間ごと、週間制限は7日ごとにリセットされます。ローカルでのモデル実行は常に無制限・無課金です。最新の制限値は公式料金ページ(ollama.com/pricing)で必ず確認してください。
導入方法
1. インストール
# macOS(Homebrew)
brew install ollama
# Linux(公式スクリプト)
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
# Windows
# ollama.com からインストーラーをダウンロード
# winget install ollama
2. モデルを取得して実行
# モデルをダウンロード
ollama pull gemma4
# インタラクティブチャットを起動
ollama run gemma4
3. REST APIで呼び出す
curl http://localhost:11434/api/chat -d '{
"model": "gemma4",
"messages": [{"role": "user", "content": "Why is the sky blue?"}],
"stream": false
}'
4. Python SDKから使う
from ollama import chat
response = chat(model='gemma4', messages=[
{'role': 'user', 'content': 'Why is the sky blue?'}
])
print(response.message.content)
5. コーディングエージェントと統合する
# Claude Codeをローカルモデルで起動
ollama launch claude
6. Dockerを使う場合
# Docker Hubの公式イメージを利用
docker run -d -v ollama:/root/.ollama -p 11434:11434 ollama/ollama
こんな人におすすめ
- プライバシー重視の開発者・研究者: 機密データをクラウドに送りたくない場合、ローカルで完結する推論環境としてOllamaが最適です。プロンプトはデバイス外に出ず、インターネット接続なしでも動作します。
- LLMアプリケーションのプロトタイピング: OpenAI互換APIを標準提供しているため、OpenAIやAnthropicのAPIで開発済みのコードをほぼそのままローカルLLMで動作確認できます。APIキーのコスト不要で高速な試行錯誤が可能です。
- エージェント・RAGシステムの構築者:
ollama launchによるClaude Code・Codexとの統合、埋め込みモデル(nomic-embed-textなど)のサポート、LangChain・LlamaIndex・OpenHandsとの連携により、ローカルで完結したRAGパイプラインやコーディングエージェントを構築できます。
- ハードウェアリソースが限られた個人開発者: GPUは必須でなく、CPUのみでも動作します。Apple SiliconのMacBookならUnified Memoryを活用した高速推論が可能で、8GBのRAMがあれば7Bクラスのモデルを快適に動かせます。
よくある質問
Q. GPUがなくてもOllamaは動きますか? A. はい、動作します。OllamaはGPUなしでCPUのみでも実行できます。GPUがあれば推論は大幅に高速化されますが、必須ではありません。Apple SiliconのMacはUnified Memoryを活用するため、GPUなしの環境の中でも特に効率的に動作します。
Q. OpenAIのSDKやLangChainをそのまま使えますか? A. はい。Ollamaはポート11434にOpenAI Chat Completions API互換のエンドポイントを提供しています。LangChain・LlamaIndex・OpenHandsなど、OpenAI向けに書かれたツールはベースURLをhttp://localhost:11434に変更するだけで利用できます。2026年初頭からはAnthropic Messages API互換エンドポイントも追加されています。
Q. Hugging FaceのモデルをOllamaで使えますか? A. はい。GGUFフォーマットのモデルファイルをダウンロードし、FROM ./model.ggufと記述したModelfileを作成後、ollama create mymodel -f Modelfileを実行することで、公式ライブラリ外のモデルも利用できます。
Q. ローカル実行とOllama Cloudは何が違いますか? A. ローカル実行は自分のハードウェア上でモデルを動かすため、完全無料・無制限で、データが外部に出ません。Ollama Cloudは、自前GPUがない場合やVRAMに収まらない大規模モデルを利用したいときに使うマネージド推論サービスです。CLIやAPIの使い方は全く同じで、モデル名に:cloudを付けるだけで切り替えられます。クラウド利用にはollama.comアカウントが必要です。
導入手順
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
ollama run llama3.3比較
連携できるツール
glossary — わからない用語があったら
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スクリーンショットを渡すとそっくりなHTML/Reactコードを生成するツール。デザイン→コード変換の代表的OSS。
ChatGPT風UIのセルフホスト型チャットプラットフォーム。マルチプロバイダ・エージェント・RAGを1つのUIで扱える。
PythonだけでデータアプリのUIが作れるフレームワーク。分析ダッシュボードや社内ツールの定番。
ローカルLLM実行の土台となる推論エンジン。C/C++実装により、GPUがない普通のPCでもAIモデルを動かせる。
WebサイトをLLM向けデータに変換するスクレイピングAPI。クロール・抽出・検索をシンプルなAPIで提供する。