composio AIツール

ComposioはAIエージェント(自律的に動くAIプログラム)に1,000以上のアプリを接続するオープンソースの統合基盤。認証管理・ツール実行・サンドボックス環境をワンストップで提供し、最小限のコードで外部サービスを操作できる。

last-updated: 2026-07-15 · source: database

github_stars29.2k
pricing無料枠あり(月2万回まで)/ Starter $29/月 / Professional $229/月 / Enterprise 要相談
licenseMIT
japanese不明

概要

Composioは、AIエージェント(自律的に判断して動くAIプログラム)やLLM(大規模言語モデル)を1,000以上の外部アプリ・サービスに接続するための統合インフラです。GitHub・Gmail・Slack・Notion・Salesforceといったツールへの「接続口」をあらかじめ整備しており、開発者は個々のAPI仕様を調べたり認証コードを書いたりする手間なく、AIに実際のアクションを実行させることができます。セッション(AIと外部ツールを結ぶ作業空間)ごとにスコープを分け、並列実行やサンドボックス(安全な隔離環境)での実行にも対応しています。

注目される理由は、「AIが考えるだけでなく、実際に動く」ためのインフラとして急速に普及しているからです。2023年の創業からわずか約2年で10万人以上の開発者が利用し、Lightspeed Venture Partnersが主導したシリーズAで2,500万ドルを調達。ツールの呼び出し精度は実世界での数百万回の実行データをもとに継続的に改善されており、「使えば使うほど賢くなる」設計になっています。オープンソース(MITライセンス)で公開されており、自己ホスティングも可能です。

主な機能

料金プラン

以下は2025年7月時点の公式料金ページに基づく情報です。料金・内容は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイト(composio.dev/pricing)でご確認ください。

プラン名月額ツール呼び出し上限サポート備考
Totally Free(無料)$0月2万回コミュニティ上限到達で停止(追加課金なし)
Ridiculously Cheap(Starter)$29月20万回メール超過分 $0.299/1,000回
Serious Business(Professional)$229月200万回Slack超過分 $0.249/1,000回
Enterprise要相談カスタム専任サポート・SLA保証VPC・オンプレミス対応

無料枠の注意点:無料プランは月2万回のツール呼び出しまで。上限を超えてもサービスが止まるだけで、予期せぬ追加請求は発生しません(ハード上限設計)。プレミアムツール(検索API等)は別カウントで3倍のレートが適用されます。詳細はドキュメントに記載されています。

スタートアップ向けに無料アクセス・クレジット・優先サポートを提供するStartups Programも存在します。

導入方法

前提条件

① Pythonの場合(pipで導入)

# SDKをインストール
pip install composio

# 使用するAIフレームワーク用のプラグインを追加(例:OpenAI Agents)
pip install composio-openai-agents

② TypeScript / JavaScriptの場合(npmで導入)

# コアSDKをインストール
npm install @composio/core

# フレームワーク用プロバイダーを追加(例:OpenAI Agents)
npm install @composio/openai-agents @openai/agents

③ CLIで一括セットアップ(インストールスクリプト)

curl -fsSL https://composio.dev/install | bash

④ Pythonでエージェントを動かす最小サンプル

from composio import Composio
from composio_openai_agents import OpenAIAgentsProvider
from agents import Agent, Runner

# Composioクライアントを初期化
composio = Composio(provider=OpenAIAgentsProvider())

# ユーザー単位でセッション(作業空間)を作成
session = composio.create(user_id="user_123")
tools = session.tools()

# AIエージェントにツールを渡す
agent = Agent(
    name="Personal Assistant",
    instructions="Composioのツールを使って実際にアクションしてください。",
    tools=tools,
)

# 実行
result = Runner.run_sync(starting_agent=agent, input="今日のメールを要約して")
print(result.final_output)

⑤ MCPクライアント(Claude Desktop・Cursorなど)から使う場合

設定ファイルの mcpServersCOMPOSIO_API_KEY を環境変数として追加するだけで、コードなしに500以上のアプリへ接続できます。

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. プログラミングの知識がなくても使えますか? A. MCPクライアント(Claude Desktop・Cursorなど)経由で使う場合は、設定ファイルにAPIキーを追加するだけでコードなしに始められます。SDKを使った本格的なエージェント開発にはPythonまたはTypeScriptの基礎知識が必要ですが、公式ドキュメントに5ステップの導入手順とコードサンプルが整備されています。

Q. 無料プランではどこまでできますか? A. 月2万回のツール呼び出しが無料で利用できます。上限に達するとその月はサービスが停止しますが、予期せぬ追加請求は発生しません。個人の学習・小規模プロトタイプには十分な量です。

Q. 自分のデータや認証情報は安全ですか? A. ComposioはSOC 2 Type II・ISO 27001:2022の認証を取得しており、OAuthトークンはサーバー側で安全に管理されます。また、オープンソースで公開されているため、コードを自分で確認したり自己ホスティングしたりすることも可能です。

Q. どのAIフレームワークと組み合わせられますか? A. OpenAI Agents・Anthropic Claude SDK・LangChain・LangGraph・LlamaIndex・CrewAI・AutoGen・Vercel AI SDK・Google ADKなど、主要なAIフレームワークに対応しています。対応していないフレームワーク向けにはカスタムプロバイダーを作成する仕組みも用意されています。

LLM(大規模言語モデル)APIAPIキーオープンソース(OSS)ホスティング認証(ログイン機能)フレームワークGitHub