Context7 MCPサーバー
UpstashによるMCPサーバー。LLMのプロンプトにバージョン指定の最新ライブラリドキュメントとコード例を自動注入し、AIコーディングアシスタントの幻覚・古いAPIを根本から解消する。
spec — 基本情報
| github_stars | 61.1k |
|---|---|
| pricing | 無料枠あり(月1,000APIコール)/ Pro $7/シート/月 / Enterprise 要問い合わせ |
| license | MIT |
| os | mac / windows / linux |
| japanese | 非対応 |
| difficulty | 初級 |
| recommended | 最新フレームワークを使うコーディングでのAI精度向上 |
概要
Context7は、Upstashが開発・提供するMCP(Model Context Protocol)サーバーです。AIコーディングアシスタントが抱える根本的な課題——LLMが学習時点の古いトレーニングデータに依存してしまい、存在しないAPIを「幻覚」したり、バージョン違いのサンプルコードを出力してしまう問題——を解決するために設計されています。プロンプトに use context7 と一言添えるだけで、指定したライブラリの最新・バージョン固有のドキュメントとコード例を公式ソースから直接取得し、LLMのコンテキストウィンドウに注入します。
Context7はMITライセンスのオープンソース(MCP serverコード部分)として公開されており、2026年時点でGitHubスターは約58,000を超え、MCP生態系の中でも屈指の人気サーバーとなっています。Cursor、Claude Code、VS Code、Windsurf、OpenCodeを含む30以上のMCP対応クライアントと連携可能で、リモートHTTP接続とローカルnpx起動の両方をサポートしています。UpstashはSOC-2認定のクラウドインフラ上でサービスを運用しており、クエリ処理時にコードや会話履歴はサーバーに送信されない設計になっています。
主な機能
- バージョン固有ドキュメントの自動注入: プロンプトにライブラリ名やバージョンを記述するだけで、公式ドキュメントサイトから最新のAPIリファレンスとコード例を取得し、LLMのコンテキストに直接挿入します。Next.js、React、Zod、Tailwind、Supabase、Cloudflare Workersなどの急速に変化するライブラリに特に効果的です。
- 2ツール構成のシンプルな設計:
resolve-library-id(ライブラリ名をContext7互換IDに解決)とquery-docs(ライブラリIDを使ってドキュメントを取得)の2つのMCPツールのみで構成されており、シンプルかつ明快に動作します。
- トピック絞り込みとトークン上限指定: 取得するドキュメントを特定のトピック(例:
hooks、routing)に絞り込んだり、返却するトークン量の上限を指定したりすることができ、コンテキストウィンドウの無駄遣いを防ぎます。
- CLIとSkillsモードの併用: MCPサーバーとして動作させる方法のほか、CLIツール(
ctx7)とSkillsモードも提供しており、MCP非対応の環境でもエージェントにドキュメント取得スキルをインストールして利用できます。npx ctx7 setupコマンド一発で使用中のエージェントを自動検出してセットアップが完了します。
- ライブラリID直接指定による高速アクセス:
/supabase/supabaseのようなスラッシュ記法でライブラリIDを直接指定すれば、ライブラリ名の解決ステップをスキップして即座にドキュメントを取得できます。バージョン番号をプロンプトに記述した場合も、対応する版のドキュメントを自動マッチングします。
- プライバシーに配慮した設計: MCPクライアントがContext7サーバーに送信するのはドキュメント検索クエリ(例:「useStateの使い方」)とライブラリ名のみです。コード本体・会話履歴・APIキー等の機密情報はサーバーに送信されません。
- 30以上のMCPクライアントへの対応: Cursor、Claude Desktop、Claude Code、VS Code Copilot、Windsurf、OpenCode、GitHub Copilot Coding Agent、Devin Desktopなど、あらゆる主要なAIコーディング環境に対応しています。リモートHTTP(
https://mcp.context7.com/mcp)とローカルstdioの両方のトランスポートをサポートしています。
料金プラン
| プラン | 月額 | APIコール上限 | プライベートリポジトリ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 月1,000コール(上限到達後は1日20コールのボーナス付与) | ❌ 不可 | パブリックリポジトリへのアクセス、基本アクセス制御 |
| Pro | $7/シート/月 | 月5,000コール(超過分は$10/1,000コール) | ✅ 可($15/100万トークン) | 最大20名まで、プライベートリポジトリアクセス、チーム管理機能 |
| Enterprise | $2.50〜$30/ユーザー/月(規模により変動) | 月5,000コール/シート(超過分は$10/1,000コール) | ✅ 可($25/100万トークン) | SOC-2準拠、SSO(SAML/OIDC)、最大5,000名/チームスペース、セルフホスト、SLA付き専用サポート |
> 注: Freeプランはダッシュボードで発行したAPIキーなしでも利用可能ですが、APIキーありの方がレートリミットが向上します。料金の詳細は context7.com/plans および context7.com/docs/plans-pricing を参照してください。
導入方法
方法①:ワンコマンドセットアップ(推奨)
# Node.js 18以上が必要
npx ctx7 setup
上記コマンドを実行すると、OAuthで認証→APIキー発行→対象エージェント(Cursor、Claude Code、OpenCode等)の自動検出→MCPサーバーまたはSkillsのインストールまでを一括で行います。
# エージェントを明示的に指定する場合
npx ctx7 setup --cursor
npx ctx7 setup --claude
npx ctx7 setup --opencode
方法②:手動でMCP設定ファイルに追記
Cursor / Claude Desktop / VS Code(ローカルモード)の場合:
{
"mcpServers": {
"context7": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@upstash/context7-mcp", "--api-key", "YOUR_API_KEY"]
}
}
}
リモートHTTPモード(VS Code Copilot / GitHub Copilot等):
{
"mcpServers": {
"context7": {
"type": "http",
"url": "https://mcp.context7.com/mcp",
"headers": { "CONTEXT7_API_KEY": "YOUR_API_KEY" }
}
}
}
APIキーの取得: context7.com/dashboard で無料取得可能(キーなしでも基本利用は可能)。
使い方
セットアップ後は、AIとの会話に use context7 を追記するだけで自動的にドキュメントが挿入されます。
Next.jsのmiddlewareでJWT認証を実装して。use context7
ライブラリIDを直接指定して解決ステップを省略することも可能です。
Supabaseでメール認証を実装して。use library /supabase/supabase
こんな人におすすめ
- 急速に変化するライブラリを多用する開発者: Next.js、Zod、React Query、Tailwind CSSなど、マイナーアップデートが頻繁なライブラリを使っていて、AIの生成コードが古いAPIを使ってしまい毎回修正が必要、という悩みを抱えている方に最適です。
- CursorやClaude CodeなどのAIコーディングエディタのヘビーユーザー: すでにAIアシスト開発を積極活用しているが、「AIが自信満々で間違ったAPIを返してくる」問題を根本から解決したい方。既存のワークフローをほぼ変えずに導入できます。
- チームでAI開発を進めている組織(Proプラン向け): プライベートリポジトリの内部ドキュメントもインデックスし、チームメンバー全員で最新の社内APIドキュメントをAIに活用させたい開発チームに有効です。
- エンタープライズ環境のセキュリティ要件が厳しい企業: SOC-2準拠・SSO・セルフホストオプションを必要とする大規模組織でも、EnterpriseプランとUpstashのセキュリティ体制で安心して導入できます。
よくある質問
Q. APIキーなしでも使えますか? A. はい、APIキーなしでも基本的な利用は可能です。ただし、レートリミットが低くなります。context7.com/dashboard で無料のAPIキーを発行することで、より高いレートリミットで利用できます。
Q. Freeプランの月間1,000コール上限に達した後はどうなりますか? A. 上限到達後は完全にブロックされるのではなく、月がリセットされるまでの間、毎日20回のボーナスAPIコールが付与されます。継続的に高頻度で使いたい場合はProプラン($7/シート/月)へのアップグレードが推奨されます。
Q. 自社のプライベートリポジトリのドキュメントも対象にできますか? A. プライベートリポジトリへのアクセスはProプランおよびEnterpriseプランでのみ利用可能です。Freeプランではパブリックリポジトリのみが対象となります。Proの場合、プライベートリポジトリのパースは$15/100万トークンの従量課金となります。
Q. コードや会話内容はContext7のサーバーに送られますか? A. いいえ。MCPクライアントがContext7サーバーに送信するのは「どのライブラリのどのトピックのドキュメントが必要か」というクエリのみです。実際のコード・会話履歴・APIキー等の機密情報はローカルマシン上に留まり、Context7サーバーには送信されません。
連携できるツール
glossary — わからない用語があったら
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