Cursor AIツール
VS Codeをベースに構築されたAIファーストのコードエディタ。エージェントモード・マルチファイル編集・クラウドエージェントを統合し、コーディング作業を自律的に推進できる点が最大の特徴。
spec — 基本情報
| pricing | 無料枠あり(Hobbyプラン) / Pro $20/月 / Pro+ $60/月 / Ultra $200/月 / Teams $40/ユーザー/月〜 |
|---|---|
| license | Proprietary |
| os | mac / windows / linux |
| llms | claude / gpt / gemini |
| japanese | 一部対応 |
| difficulty | 初級 |
| recommended | AIペアプログラミングを日常的に行う個人開発者・チーム |
概要
Cursorは、米Anysphereが開発するAIファーストのコードエディタです。VS Codeのコードベースをフォークして構築されており、既存のVS Code拡張機能・キーバインド・テーマをそのまま引き継げる点が特徴です。GitHub CopilotのようなVS Code拡張として後付けされたAIとは異なり、AIはエディタのコアに深く統合されており、インライン編集・マルチファイルリファクタリング・コードベース全体のチャット・自律エージェントがすべて同一ウィンドウ内で動作します。
2026年時点では、エージェントモードが多くの開発チームでデフォルトのワークフローとなっており、クラウドエージェントがローカルマシン上の作業を引き継いでバックグラウンドで実行するほか、BugBotがプルリクエストを自動レビューし、MCPサーバーがエディタと実際のインフラをつなぐなど、単なるコード補完ツールを超えた「AIエージェント開発プラットフォーム」へと進化しています。Fortune 500企業の半数以上に導入実績があり、エンタープライズ用途でも採用が進んでいます。
主な機能
- Cursor Tab(AIオートコンプリート): タイプ中にリアルタイムでコードを予測補完する機能。複数行・複数ファイルにまたがる補完も対応し、TypeScript・Pythonでは未インポートのシンボルの自動インポートにも対応します。
- エージェントモード: コードの読み込み・ファイル編集・ターミナルコマンドの実行・出力確認・反復修正を自律的に行うモード。「ユーザー認証を追加して」と指示するだけで、コード生成からマイグレーション実行・エラー修正まで一貫して処理します。
- クラウドエージェント(Background Agent): 長時間かかる処理をクラウドの隔離VM上で実行し、結果を非同期でIDEに返す機能。ローカルで別の作業をしながら複数のエージェントを並列実行でき、
Cmd/Ctrl+Eで制御パネルを開けます。 - Composer(マルチファイル編集): 複数ファイルにまたがる変更を一度の指示でまとめて行う機能。変更差分をファイルごとにレビューして承認・却下でき、大規模リファクタリングに適しています。Composer 2.5ではファイルツリースケールのマルチファイルリファクタが可能です。
- BugBot(自動PRレビュー): GitHubのプルリクエストを自動でレビューし、バグや問題点をコメントとして投稿する機能。問題を発見した際はクラウドエージェントが自動で修正案を提案(Autofix)し、「Fix in Cursor」リンクからエディタに直接戻って修正できます。レビュー時間は平均約90秒です。
- MCP(Model Context Protocol)サポート: データベース・GitHub・Sentry・Linear・Jiraなど外部システムとエージェントをつなぐ標準プロトコル。ワンクリックでMCPサーバーをセットアップでき、エージェントが外部ツールを直接呼び出せるようになります。
- マルチモデル対応: OpenAI・Anthropic・Google Gemini・SpaceXAI(Grok)などの最新フロンティアモデルに加え、Cursor独自モデル(Composer 2.5、Auto)を切り替えて利用可能。Autoモードではタスクに応じてモデルをインテリジェントに選択します。
料金プラン
以下は2026年7月時点の公式情報に基づく料金です(詳細・最新情報は公式サイトを参照してください)。
| プラン | 価格 | 含まれるAPI利用枠 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Hobby(無料) | 無料 | 限定的 | Agent・Chat・Tabの基本利用(Autoモデル)が可能 |
| Pro | $20/月 | $20相当/月 | 無制限のTabコンプリート・全モデル・クラウドエージェント・Bugbot |
| Pro+ | $60/月 | $70相当/月 | Proより豊富な利用枠。日常的なエージェントヘビーユーザー向け |
| Ultra | $200/月 | $400相当/月 | 最大利用枠。エージェントパワーユーザー向け |
| Teams Standard | $40/ユーザー/月(月払い)/ $32/ユーザー/月(年払い) | $20/ユーザー相当 | 管理ダッシュボード・集中請求・SSO・BugBot・クラウドエージェント |
| Teams Premium | $120/ユーザー/月(月払い)/ $96/ユーザー/月(年払い) | Standardの5倍 | Agentヘビーユーザー向けの高利用枠シート |
| Enterprise | 要問合せ | プール共有 | SCIM・監査ログ・高度な管理者コントロール・請求書払い・優先サポート |
- 全有料プランにTabコンプリート無制限・全モデルアクセス・クラウドエージェント・Bugbotが含まれます。
- プライバシーモードをONにすると、コードがAI学習に使用されないことが保証されます。
- 利用枠を超えた分はオンデマンド課金(従量制)で継続利用できます。
導入方法
1. ダウンロード&インストール
公式サイト(https://cursor.com)からお使いのOSに合ったインストーラーをダウンロードします。
- macOS 12 Monterey以降
- Windows 10(64ビット)以降
- Ubuntu 20.04+、Debian 10+、Fedora 36+などのLinuxディストリビューション
- Apple Silicon(M1〜M4)はネイティブARMビルドで対応
2. アカウント作成・ログイン
Cursorを起動し、画面の指示に従ってアカウントを作成またはログインします。
3. VS Code設定の引き継ぎ(任意)
VS Codeからの移行時は、初回起動時に拡張機能・テーマ・キーバインドを自動インポートできます。
4. プロジェクトを開く
File > Open Folder でプロジェクトフォルダを開く
5. AIを使い始める
# チャットを開く
Cmd/Ctrl + L → チャットパネルを開く
# インライン編集
Cmd/Ctrl + K → 選択コードのインライン編集
# エージェントモードを起動
Cmd/Ctrl + I → Composerを開く(エージェントモード)
# クラウドエージェント
Cmd/Ctrl + E → Background Agentコントロールパネル
6. CLIの利用(CI連携など)
# Node.js 18+ が必要
npm install -g @cursor/cli
cursor agent run "fix failing tests"
7. JetBrains利用の場合
IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStormなどのJetBrains IDEにはプラグインをインストールすることで、Tab・インライン編集・Chat・Composerを利用できます(2026年にGA)。
こんな人におすすめ
- VS Codeユーザーで生産性を高めたい開発者: VS Codeのインターフェースや操作感をそのままに、AIのパワーを最大限に活用できます。既存の拡張機能・設定も引き継げるため移行コストが最小限です。
- 複数ファイルにまたがる大規模リファクタリングを行うエンジニア: Composerやエージェントモードはリポジトリをインデックスしてコードベース全体の構造を把握した上で変更を提案するため、大型プロジェクトでの設計変更・機能追加に特に威力を発揮します。
- チームでコードレビューを効率化したいテックリード・エンジニアリングマネージャー: BugBotによる自動PRレビューで初歩的なバグを事前に排除し、人間のレビュアーがアーキテクチャや設計の議論に集中できる環境を構築できます。
- 複数のAIエージェントを並列で動かしたいパワーユーザー: クラウドエージェントのパラレル実行機能を使って、複数のタスクやブランチに対してエージェントを同時に走らせ、非同期で結果を受け取るワークフローを実現できます。
よくある質問
Q. 無料プランでどこまで使えますか? A. Hobbyプラン(無料)では、エージェント・チャット・タブ補完の基本機能をAutoモデルで利用できます。利用枠は限定的ですが、ワークフローに合うかを試すには十分な内容です。本格的な利用にはProプラン($20/月)以上を推奨します。
Q. 自分のコードがAIのトレーニングに使われますか? A. デフォルトでは使用されません。プライバシーモードは全プランで利用でき、有効にするとコードデータがCursorおよびモデルプロバイダーのトレーニングに使用されないことが保証されます。Teamsプランではチーム管理者が全員に一括適用できます。
Q. VS Codeの拡張機能はそのまま使えますか? A. はい。CursorはVS Codeをベースに構築されているため、VS Codeの拡張機能・テーマ・キーバインドを引き継いで使用できます。初回起動時のインポート機能で簡単に移行できます。
Q. どのAIモデルを使えますか? A. OpenAI・Anthropic Claude・Google Gemini・xAI(Grok)などの主要フロンティアモデルに加え、Cursor独自の「Composer 2.5」「Auto」モデルが利用可能です。Autoモードではタスクのコスト・速度・性能を自動で最適化してモデルを選択します。特定モデルを選ぶとAPIプールから直接課金されます。
導入手順
公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行。既存のVSCode設定・拡張機能をインポート可能。
Cursorで作れるもの
Cursorを使った作り方ガイドがあります。作りたいものから選んで、AIと一緒に作ってみましょう。
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