Scrapling MCPサーバー

ScraplingはPython製のオープンソースWebスクレイピングフレームワークで、Claude等のAIチャットに直接繋いで使えるMCPサーバー機能を内蔵。Cloudflare等のBot対策を自動突破し、AIへ渡すコンテンツを事前に絞り込んでトークンコストを削減できる点が最大の特徴。

last-updated: 2026-07-14 · source: database

github_stars69.4k
pricing完全無料・オープンソース(BSD-3ライセンス)/ 追加料金なし
licenseBSD-3-Clause
japanese不明

概要

Scraplingは、Pythonで書かれた適応型Webスクレイピング(ウェブページから自動でデータを収集する仕組み)フレームワークです。単発のページ取得から大規模なクロール(自動巡回)まで、あらゆるWebデータ収集ニーズに対応しています。パーサー(HTML解析エンジン)はウェブサイトのレイアウト変更を学習し、ページ構造が変わっても自動で目的の要素を再発見してくれます。さらに、CloudflareのTurnstile(よく見かける「ロボットでないことを確認」認証)などのBot対策を追加設定なしに突破できるフェッチャー(データ取得部品)を搭載しています。

注目を集める最大の理由は、内蔵MCPサーバー機能です。MCP(AIツールと外部サービスを繋ぐ共通規格)対応により、Claude DesktopやCursorといったAIツールに繋げるだけで、「このページの価格を取得して」のような自然な会話でWebスクレイピングが実行できます。他の同種MCPサーバーとの決定的な違いは、AIに渡す前にCSSセレクター(ページの特定パーツを指定する記述法)で必要な要素だけに絞り込める点です。これにより、AIが無関係なコンテンツを読む手間が省けてレスポンスが速くなり、APIのトークン(AIの処理量の単位)コストも削減できます。

主な機能

料金プラン

プラン料金内容
無料(OSS)完全無料全機能利用可。商用・個人利用ともにBSD-3ライセンスのもとで自由に使用可能
クラウド不要自分のPC上で動作するため、月額サービス料やAPIキーは不要
プロキシ別途プロキシを使う場合は外部プロキシサービスの利用料が別途かかる(Scrapling自体は無料)

※料金に関する詳細は公式サイトを参照してください。

導入方法

ステップ1:Scrapling本体とMCP用依存パッケージをインストール

# MCPサーバー機能込みでインストール
pip install "scrapling[ai]"

# ブラウザ本体(Chromium等)をダウンロード
scrapling install

ステップ2:Claude Desktop の設定ファイルに追記

設定ファイルの場所:

{
  "mcpServers": {
    "ScraplingServer": {
      "command": "scrapling",
      "args": ["mcp"]
    }
  }
}

ステップ3:Claudeを再起動して確認

Claude Desktopを完全に終了して再起動すると、チャット入力欄の右下に🔧マークが表示されます。「このURLの商品価格を取得して」のように話しかければ、すぐに使えます。

(参考)ブラウザなしでコマンドラインだけで試す場合

# URLのページ内容をMarkdown形式でファイルに保存
scrapling extract get https://example.com

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. プログラミングの知識がなくても使えますか? A. Claude DesktopにMCPサーバーとして接続すれば、日本語でのチャット指示だけでWebスクレイピングが実行できます。初期設定(設定ファイルへの数行追記)はやや技術的ですが、公式ドキュメントに手順が詳しく記載されています。

Q. Cloudflareなどの「ロボット検知」で弾かれているサイトも取得できますか? A. stealthy_fetchツールを使うことで、Cloudflare TurnstileやInterstitial(ページ遷移時に表示される確認画面)などのBot対策を突破できます。ただし、ログイン認証が必要なサイトや、利用規約でスクレイピングを禁止しているサイトへの使用は、各サービスの利用規約と法令を必ず確認してください。

Q. AIに渡すトークン費用を抑えることはできますか? A. CSSセレクターを指定すると、ページ全体ではなく必要な要素だけをAIに渡せます。また、広告・トラッカーの自動ブロック機能により、不要なコンテンツの読み込み自体を防ぎます。これらの組み合わせで、他のMCPスクレイピングサーバーと比べてトークン消費を大幅に削減できます。

Q. Windowsでも使えますか? A. 使えます。公式の設定ファイルパスとして%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json(Windows用)が明示されており、Dockerイメージ経由での利用も可能です。最新版ではWindowsでのスパイダー(自動巡回)のチェックポイント保存バグも修正されています。

APIAPIキーオープンソース(OSS)クラウドデータベース(DB)認証(ログイン機能)フレームワークCLI(コマンドライン)