AutoGPT OSS
AutoGPTは、Significant-Gravitas社が開発するオープンソースのAIエージェントプラットフォーム。目標を日本語で伝えるだけでAIが自律的にタスクを分解・実行する「AIエージェント」を、コードなしで作成・デプロイ・管理できるのが最大の特徴。自己ホスト(無料)とクラウド版の両方を提供。
spec — 基本情報
| github_stars | 185.5k |
|---|---|
| pricing | セルフホスト版は永久無料(自分のAPIキーが必要) / クラウド版はPro・Max・Teamプランあり(詳細は公式サイト参照) |
| japanese | 不明 |
概要
AutoGPTは、2023年3月にToran Bruce Richards氏が公開したオープンソースのAIエージェントプラットフォームです。ChatGPTのような「1問1答のチャットボット」とは根本的に異なり、ユーザーが目標を与えるだけで、AIが自らタスクを細分化し、ウェブ検索・ファイル操作・コード実行・外部サービス連携などを組み合わせながら自律的に仕事を進めます。料理で例えるなら、「明日のパーティーの準備をして」と言えば、献立を考え・買い物リストを作り・近くのスーパーを調べ・費用を計算するまでを一気に片付けてくれる「AIシェフ」のような存在です。
2026年現在、AutoGPTは「AutoGPT Platform」として大きく進化しました。ビジュアルなノーコードビルダー・AIが自動でエージェントを組み立てるAutoPilot・コミュニティが公開した既製エージェントを1クリックで使えるマーケットプレイスを備えた、本格的なプラットフォーム製品に生まれ変わっています。GitHubスター数は18万を超える世界有数のAIオープンソースプロジェクトです。
主な機能
- AutoPilot(自動エージェント生成): 「こんなエージェントを作りたい」と日本語(自然言語)で説明するだけで、AIが自動的に質問を返しながらエージェントを構築・保存してくれます。コードを1行も書く必要はありません。
- ビジュアル・エージェントビルダー(ノーコード): ブロックをつなぐだけで、複雑な自動化ワークフローを視覚的に組み立てられます。「Redditのトレンドを読み取って→自動で短尺動画を生成する」といったパイプラインも直感的に作れます。
- マーケットプレイス: AutoGPTチームやコミュニティが公開した既製エージェントをブラウズ・評価・実行数つきで確認でき、1クリックで自分のライブラリに追加してカスタマイズできます。アカウント不要で閲覧も可能です。
- ダッシュボード(統合管理画面): 動作中・完了・要確認のエージェントをひとめで把握でき、実行ごとの詳細ログや費用の追跡も行えます。エージェントの一時停止・編集・再実行もここから一括操作できます。
- マルチモデル対応: OpenAI・Anthropic・Google・xAI(Grok)・Meta・Mistralなど主要LLMプロバイダーのモデルをすべてビルトインで利用可能。セルフホスト版では自前のAPIキーを持ち込む形で使えます。
- スケジュール・トリガー実行: エージェントを特定の時刻や外部イベントで自動起動でき、24時間365日無人で動き続けるワークフローを構築できます。
- 他ツールからのワークフロー移行: n8n・Make.com・Zapierで作った既存の自動化フローをAutoGPT上にインポートする機能も搭載。現在の仕組みをそのまま活かせます。
料金プラン
> 具体的な金額は公式サイト(https://agpt.co/pricing/)で随時変動します。下記は2026年時点の公式ページから確認できる構成の概要です。金額を含む最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
| プラン | 対象 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| セルフホスト版(無料) | 技術者・個人開発者 | GitHubからソースを入手して自分のサーバーで動かす。ライセンス料・シート数制限なし。ビジュアルビルダー・マーケットプレイスなど同じ機能が使える。LLMの利用料は自分のAPIキー経由で直接支払う |
| Pro | 個人ユーザー向け | クラウドホスト版。セットアップ不要ですぐ使える。AutoPilot・エージェントビルダー・マーケットプレイス・クレジットウォレットなどを含む |
| Max | ヘビーユーザー向け | Proの機能に加え、より多くの利用枠・上位機能(AutoPilotメモリ・並列ツール実行・推論表示など)を含む |
| Team | チーム・複数人利用 | コラボレーション機能・管理コントロール・カスタム利用枠を含むチーム向けプラン |
| Enterprise | 大規模・カスタム要件 | セールスへの問い合わせによるカスタム対応 |
クレジット課金について: クラウド版ではエージェントの実行ごとに「クレジット」を消費するペイ・アズ・ユーゴー方式。クレジットはいつでもチャージ可能で、どのプランでも同一レートが適用されます。
導入方法
① クラウド版(セットアップ不要・推奨)
- platform.agpt.co にアクセスしてアカウント作成
- マーケットプレイスから使いたいエージェントを選び「ライブラリに追加」
- そのまま実行、またはカスタマイズして使う
② セルフホスト版(自分のPCやサーバーに構築)
前提: Docker・Git・Node.jsがインストール済みであること
# 1. リポジトリをクローン
git clone https://github.com/Significant-Gravitas/AutoGPT.git
cd AutoGPT
# 2. 公式セットアップスクリプトを実行(依存関係インストール・Docker起動を自動化)
./run setup
# 3. 設定ファイルを作成(APIキーなどを記入)
cd autogpt_platform
cp .env.default .env
# .envファイルをテキストエディタで開いてLLMのAPIキーを記入
# 4. バックエンドサービスを起動
docker compose up -d
# 5. ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスして完了
> 公式ドキュメント(https://docs.agpt.co/platform/getting-started/)に最新の手順が掲載されています。外部の古いチュートリアルは情報が古い場合があるため、必ず公式ドキュメントを参照してください。
こんな人におすすめ
- 「ルーティン作業をAIに丸投げしたい個人開発者」: 毎日の情報収集・レポート作成・SNS投稿まとめなど、繰り返し発生する作業を一度エージェントに覚えさせれば、あとは自動で動き続けます。プログラミングなしでも始められます。
- 「既存の自動化ツールから乗り換えたい人」: ZapierやMake.comを使っていたが、もっとAIらしい判断力を持たせたい人に向いています。既存のワークフローをAutoGPTにインポートする機能も備えています。
- 「AIエージェントの仕組みを学びながら自分でも作ってみたい人」: オープンソースなのでコードを読んで学べます。Forgeというエージェント開発テンプレートや、ベンチマークツールも付属しており、AIエージェント開発の学習環境として最適です。
- 「データを外部に出したくない・自社環境で動かしたいチーム」: セルフホスト版はライセンス料なし・シート制限なしで自社インフラ上に構築でき、モデルやコスト管理を完全にコントロールできます。
よくある質問
Q. プログラミングができなくても使えますか? A. クラウド版(platform.agpt.co)はブラウザから操作するだけで使えます。AutoPilotという機能を使えば、「こんなエージェントを作りたい」と日本語で説明するだけで自動的にエージェントが作られます。マーケットプレイスの既製エージェントをそのまま使う方法なら、設定すら不要です。
Q. 無料で使えますか? A. セルフホスト版は永久無料で使えます(自分のPCやサーバーが必要で、LLMのAPIキー費用は別途かかります)。クラウド版(ホスト済み)には無料プランは用意されておらず、Pro・Max・Teamの有料プランが提供されています。詳細な金額は公式サイト(agpt.co/pricing)でご確認ください。
Q. ChatGPTと何が違うのですか? A. ChatGPTは「質問したら答える」1問1答のチャットボットです。AutoGPTは「目標を伝えたら、AIが自分でゴールまでの手順を考えて実行し続ける」自律エージェントです。たとえば「競合他社の最新情報を毎朝収集してSlackに送る」という仕事を、一度設定すれば毎日自動でこなすことができます。
Q. どのAIモデルを使えますか? A. OpenAI(GPT-5系)・Anthropic(Claude 4系)・Google(Gemini 3系)・xAI(Grok 4)・Meta・Mistralなど、主要なAIプロバイダーのモデルをすべて利用できます。セルフホスト版では自前のAPIキーを用意する必要があります。
glossary — わからない用語があったら
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